生きることの過酷と哀感を独特の叙情で包み込んでコミックス界に一時代を画した石ノ森章太郎。<br />その古典的名作『佐武と市捕物控』を主題に、文学で捉えなおした「佐武市の江戸」。<br />見えない目で練達の居合を操る市と、非業の死をとげた父の仇を捜し求める佐武の二人が、百万都市江戸で出会った。<br />奇妙な友情で結ばれた佐武市コンビが事件の謎を解く。<br />期待の女流作家のデビュー第2弾。<br />