血の雪崩 長野県警豊科署 道原伝吉刑事 徹底捜査編
北アルプスの岳沢で、息子が雪崩に巻き込まれたとの報せを受け、冬山登山経験の豊富な父の中尾英助はただち救助に参加した。
夜になり、捜索はいったん打ち切りとなり、テントを張った。
翌朝、再開のはずだったが、中尾英助はテントの中で刺殺されていた。
捜索に参加した全員がシロとの判断が下される中、豊科署道原伝吉刑事は被害者のずさんな女関係に、事件の真相があるのではないのかと睨んだ……。
表題となっているこの「血の雪崩」のほか5つの短編からなる。
道原伝吉の、真実を見つけ出そうと不断の努力をつづけ、事件にひたむきに向き合う彼の姿に痺れるだろう。
更新中です。しばらくお待ちください。