霧ヶ峰殺人高原
霧ヶ峰の自然が好きで、東京から何度も登っていた北村真由子が行方不明になった。
宿泊を予定していた山荘では、経営者の五代芳昭を先頭に、合宿をしていた多くの大学生らも加わって捜索がはじめられた。
同時期に、霧ヶ峰を大々的に開発しようと、地元民と交渉をつづけていた東京の業者の責任者が殺害され、遺体で見つかった。
自然を破壊し開発を強引に進めようとする業者と、地元民との軋轢が殺害理由なのか?そして、北村真由子は無事なのか。
帰還を願って捜索をつづけたが、山荘の近くのカラマツ林の中で、北村真由子は遺体が発見された。
その近くからは、山荘の経営者・五代芳昭が愛用していた登山ナイフが見つかった。
警察では当然、五代を容疑者として取り調べることになったが……。
開発したい者と保存を願う者との思惑が絡んだ、長編山岳ミステリー。
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