明治35年、吹雪の八甲田山で、訓練中の部隊が遭難事故を起こした。<br />死者199名。<br />世界の山岳遭難で最悪の事故である。<br />その事故の現場に挑もうと、一組のパーティが八甲田山に入った。<br />その日もやはり吹雪だった。<br />そして彼らもまた、遭難してしまった。<br />4人のパーティが遭難し、3人が死亡。<br />しかも、生き残ったひとりが帰途の車中で殺害されてしまう。<br />凶悪でありながら謎の深い山岳事故の真相に、警視庁捜査1課の白鳥刑事と月村巡査コンビが迫る!