丹後浦島伝説殺人事件
29歳になる仙道千紘は、子ども頃に好きだった日本海にそそぐ由良川の中州に出かけた。
そこで見知らぬ女性から、父の会社の名で出された奇妙な秘書募集広告を手渡された。
千紘の父は急成長中の会社社長で、三年前に母が亡くなった後は独身を通していた。
その夜、父に秘書募集について問いただしたが、調べてみると言い残して出かけた父は死体となって発見された。
時を経ずして、父の再婚相手と名乗る女性が現れ、莫大な遺産を巡る奸計の影がちらつきはじめた。
警察庁広域捜査官・宮之原警部は、千紘とともに犯人捜査を開始し、全国を走る。
長編旅情ミステリー。
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