鴉五千羽夕陽に向う
カラスが主人公の、前代未聞の小説である。
ゴルフ場建設中の作業員詰め所で出る残飯目当てに、カラスがぞくぞくと集まってきた。
その数、数千。
ゴルフ場オープンまでなんとか退治したいと決意した従業員たちは、猟銃、毒薬、果てはダイナマイトまで使った。
だが、危険を察知する能力の高いボスガラスは、人間たちの仕掛ける罠をことごとく見破り、かいくぐっていく。
そしてついには、反撃にでる!著者にしか描けない、人間とカラスが繰り広げる戦いは壮絶だ。
見事な動物ロマン、必読である。
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