炎の埋葬
私立探偵・秋津慎平の事務所に、八王子の病院長・若生文彦が訪ねてきた。
「行方がわからなくなった母を捜してください」という依頼だった。
若生家の後妻に入った義理の母は50歳とまだ若く、息子である文彦とは8歳しか年の差がなかった。
預貯金をすべて解約、投資していた株もすべて売っていた。
覚悟の家出にみえたが、調べを進めていくと、誰かに脅されていたらしいことがわかってきた。
丹念に美貌の母の足跡を追ううち、秋津は何者かに襲われる。
失踪した義母は生きているのか。
依頼した病院長と義母との関係は――。
精巧にくみ上げられたハードバイオレンスは、意外な結末に向かう!
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