12話からなる短篇集。<br />短編二話ごとに間奏としてさらに短い短編を挟みという凝ったり構成である。<br />本書は著者が苦労してデビューして6年ほど経ったころに書かれたもので、いわば、自信を得て脂がのってきた頃の著作といっていい。<br />意欲的な短編ばかりで、読み応え十分だ。<br />