「神の鞭」と恐れられた伝説の王の5つの宝を追う!ハンガリーにはフン族の遺跡に強い関心を持つ人物がいた。<br />財界の大物で製薬業界を牛耳るアルパド・バコという男だ。<br />ハンガリーの暗黒世界の顔役でもある彼は、自らをフン族王アッティラの子孫と主張し、アッティラの墓と財宝を是が非でも手に入れるという願望に取り憑かれていた。<br />バコはファーゴ夫妻とフィッシャー博士に王の墓を発見させ、それを横取りしたのちに、彼らを亡き者にしようと企むが――。<br />