未来/珈琲 彼女の恋。
「父さん、大変なのさ! お姉ちゃんがいなくなっちゃったんだよ!」 天井に広がる金色の燐光。
それが明るさを失うと同時に、翠色の瞳を持つ女の子――鈴音が落ちてきた。
今朝送り返したはずなのに。
そう思う遼太郎だが、鈴音は再び現れた。
下着一枚という、あられもない姿で。
「ちょ、お前……何で下着なの?」 「……へ? ぅ、これは違くてッ! み、見るなよパ、父さんッ!」 雪音がまた過去に飛び、下着姿のまま追ってきたという鈴音。
異能はもう使えないはずなのに、雪音はいったいどこへ何しにどうやって? 新たな家族も迎えて贈る、ちょっと不思議で温かい、第6回GA文庫大賞奨励賞受賞作、待望の第2弾。
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