剣と魔法と幻想典
紡ぎ姫――とは、幻想獣に対抗しうる、唯一の手段「叙情魔法」を使える者の名称。
そして「騎士」はそんな姫を守り抜く存在。
二人一組の番なのだが、騎士であるエルトはとある事件から、紡ぎ姫の存在を否定していた。
しかし――。
「エルトとシャルルは今日付で番になりまーす。
学院長先生公認だぞー」通常の手段では倒すことのできない幻想獣。
唯一有効なのは、お伽噺を力に変える叙情魔法だけ。
そして騎士の役割は、詠唱中無防備な紡ぎ姫を守り、時間を稼ぐこと。
だが最強の騎士を目指すエルトは紡ぎ姫を足手まといと断じ、その存在意義を認めていなかった。
進級試験を受けるために無理やり組まされたエルトとシャルル。
だが試験のさなか、事件が起こる!二人は無事に番になれるのか、‘紡ぎ姫’の秘密とは!?これは縁を嫌った少年が、絆を取り戻す物語。
第10回GA文庫大賞奨励賞受賞作!※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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