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ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。

風竜王の宮殿を昏き者どもから取り戻し、平穏な日々を送るラックたち。
「がっはっは! 人族は仕事とかあって大変であるなー! 竜族にはそんなものないのである!さぼっておけば父ちゃんが適当にやってくれるのだ!」「ケーテよ。
人族とうまくやるのはいいことだ。
だが、それと公務をさぼることにどんな関係が?」すっかりご機嫌なケーテの前に現れたのは、ドルゴ。
早くから風竜王の座を娘に譲ったケーテの父だった。
「……ごめんなさい」一転しょぼくれて謝罪するケーテ。
他方、ドルゴも娘を叱るためにラックを訪ねたわけではなかった。
ドルゴ曰く、水竜族の集落が昏き者どもに狙われているという。
水竜族は先代の王が不慮の事故で亡くなり、後継者は幼い娘が一人だけで庇護者がいないらしい。
昏き者どもが関わっている以上、放っておくわけにはいかない。
ラックは仲間と力を合わせると、水竜族を護るべく動き始めるが――!?「あ、あなたがラックさまですか! お会いできて光栄です!」幼い姫に憧れられたり、サインを求める長蛇の列に対応したり。
襲い来る昏き者どもを撃退したりと、今回もラックは縦横無尽に無双する!!「今までずっと隠していましたが、実は、ぼく……」思わぬところからルッチラの秘密も明らかになる、元・勇者パーティーの最強魔導士ラックが、愉快で強い仲間たちと、時にのんびり、時に無双して楽しい毎日を過ごす大人気ストーリー、第4弾!!※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください




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