竜と祭礼
王都の護りの要「杖壁」が何者かに解かれた。
魔法杖職人見習いであるイクスは、姉弟子のラユマタに半ば押し付けられるかたちでその犯人の調査に臨むことになる。
調査の協力者は、竜の杖を持つユーイと同級生のノバ。
わずかな手がかりをもとに調査を進めていくうちに、3人はとある村にたどりつく。
その村で自らの出生を知るイクス。
「善い」杖を携え、生き方に迷うユーイ。
そして、村外れの森に住むという不死の魔女。
各者の思惑が交錯するなか、村の収穫祭で明かされる真実とは……。
竜が消えても、物語は続く。
竜の魔法が残されたこの世界で――。
杖職人たちの物語、待望の第2弾。
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