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ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。

昏き者どもの拠点をつぶし、水竜の集落を救ったラックたち。
彼らは、昏き者どもに対する総攻撃と同時に、ラックたちが不在の王都にも敵の襲撃があったことから、どこかに密偵がいるのではないかと疑い始める。
議論の末、狼の獣人族の村に出入りする物売りなどが怪しいと判断したラックは、ケーテの背に乗せてもらい、そこに向かうことにしたのだが――。
「……お、男の人の前で裸になるなんて! ハレンチだわ!!」人型から竜になろうとしたケーテを見て、セルリスが絶叫した。
竜の姿になったとき服を破らないよう、ケーテは裸になってから変身する習慣なのだ。
そうして、ひと悶着ありながらも、狼の獣人村に到着したラック。
果たして懸念は的中し、彼は潜入していた密偵を始末したり、ヴァンパイアたちの襲撃を退けていく。
だが、事態はそれだけで終わらない。
今回倒したヴァンパイアの死骸から、王都を丸ごと吹き飛ばせる威力を持つ魔道具と、敵が次々現れる魔法陣を見つけたラックは、それらを処理しつつ、迷わず彼らが出てきた魔法陣へと飛び込む。
果たして、そこでラックを迎えたのは……比類なく強大なヴァンパイア・真祖!!王都の民を丸ごと生贄にするつもりという真祖とラックが――いま、激突する!!元・勇者パーティーの最強魔導士ラックが、愉快で強い仲間たちと、時にのんびり、時に無双して楽しい毎日を過ごす大人気ストーリー、第5弾!!※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください




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