冷たい孤高の転校生は放課後、合鍵回して甘デレる。
交流は不必要、他者には常に不干渉。
そんな人間嫌いの香良洲空也の隣の席に転校生がやって来る。
ファティマ・クレイ。
容姿端麗だが、終始無言で無愛想。
空也もいつも通りの無関心でよかったはず――彼女が’同じ家族’でなければ。
一緒に買い物へ出掛けたり、ごはんを作ったり。
実は祖母の養子であった彼女となし崩し的に始まる半同棲生活。
でも、これ以上は踏み込めない。
お互いの共通点が『人間嫌い』だと知っているから。
けれど、「好きだ」という気持ちはもう抑えきれなくて――。
これは一つ屋根の下で芽生える恋の物語。
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