アゲハが消えた日
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小学生の正は、最近アゲハチョウを見るたび、みょうな気分になる。
なにか大事なことを思い出そうとしているような気分だ。
そんな正の身のまわりでは、おかしなできごとが起こりはじめる。
学校からいろいろなものが消えたり、正自身もたびたび気が遠くなって、ふしぎなイメージを目にするようになったのだ。
親友のチュウ太は正を心配するが、ある日、正はすべてを思い出す。
正が大人になった頃、戦争が始まり、東京に核爆弾が落とされた。
その爆発の凄まじい衝撃で、正の魂が過去へタイムスリップし、子どもだった自分に入りこんでいたのだ。
未来を知った正は、悪い未来を変えるために、自分になにができるのか考えはじめていた。
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