高野本平家物語
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東京大学国語研究室蔵(高野辰之氏旧蔵)覚一本の写本を若干縮小して影印したもの。
十二巻、十二冊より成り、第十二巻は灌頂巻を有する。
覚一本は江戸時代に刊行されたいわゆる流布本の祖にして、研究上もっとも重要なテキストであるが、特にこの高野本は他の諸伝本に欠けている「祇王」「小宰相」を含む点で貴重。
また、本文には章段の初めに朱の丸、その行の肩には章段名、その他朱の句読点、漢字の読みが片仮名で付されており、読み方を考える上で参考となる。
加えて、校異・補正が試みられ、異文や補入が注記されている点も貴重。
大学・短大の演習・講読テキストとしての待望の書。
付・解説。
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