約一千年前に書かれたこの物語がなぜ人々を捉えるのか。<br />その物語の魅力、紫式部の人物像などの謎を探って、しかも作品鑑賞の手引書を目ざすという希有な試みを両立させ、「源氏学の泰斗」と称されるにふさわしい名著。<br />