幼馴染の大学生男女が真夏に安達太良山の麓にオートバイ旅行し、暴走族に絡まれて二人は湖に落下して死亡した。<br />警察は事故と事件の両面から捜査したが埒があかなかった。<br />双方の両親は不仲になり、葬儀方法、賠償金、弔慰金、慰霊の花束、供花などを巡り対立した。<br />そんな中で、息子の父はマニラ支店長に単身赴任、独り住まいの妻はドイツへ。<br />娘の父は病死、母は三回忌で帰国した男の父と慰霊の旅で意外な結末となった。<br />