となりの国のものがたり
痛くて、おかしくて、悲しくて、愛しい。
50人のドラマが、あやとりのように絡まり合う。
韓国文学をリードする若手作家による、めくるめく連作短編小説集。
ものがたりの楽しさに満ちた、韓国小説の新シリーズ創刊!(訳者あとがきより)家族のように近い関係ではなく、すれ違う程度の人々、良き隣人たちの存在が社会においてどんなに重要かを著者は描きたかったのだろう。
還暦を前にした母親である訳者にとっては、お嫁さんのけがに心を痛めるチェ・エソン、初の就職でダメージを受けた娘を思いやるイム・チャンボクの二人はまさに同僚、もう一歩進んで同志のように感じられたし、読む人の立場によってそれぞれに、忘れられない「人生の同僚」を見つけることができるだろう。
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