契りの紋章
ずっと探していた相手なんだ――◆癒術士に憧れながら薬師として各地を回るハリスには、生まれつき奇妙な痣がある。
そんなハリスに癒やしの力を手に入れる術を教えたのは、運命の人を探す旅の吟遊詩人、ヴィショフだった。
ハリスと同じ痣を持つ彼は、自分と契りを交わすことで癒やしの力を手に入れられると訴え、強引に迫る。
「目を閉じて俺に任せろ」。
癒やしの力とヴィショフの誘惑に屈し、身を任せるハリス。
望みどおり癒やしの力を手に入れられたのも束の間、力の維持にはヴィショフに抱かれ続けなければならないことが判明する。
癒やしの力のためにヴィショフの求めに従うことを決めたハリス。
だが、ある時ヴィショフは唐突にハリスを抱かなくなり――? 目的のための手段か、愛情に変わる欲望か、擦れ違い絡み合う二人の事情が行き着く先とは……?【登場人物】ハリス……【受】 癒術士に憧れる薬師ヴィショフ……【攻】 旅の吟遊詩人
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