時は大正、とある暗い森の奥で夜市が開かれていた。<br />売られているのは、どれも悲しい過去を持つという古道具ばかり。<br />その夜市を訪れた凛とその両親は、掘り出し物とばかりに【手鏡】【日本人形】そして【花札】を買って帰る。<br />その夜。<br />不審な物音で目を覚ました凛は、幼い頃から大切にしてきたぬいぐるみの’雪ちゃん’を抱きしめ、音の正体を確かめに行くが、そこには夜市の古道具が作り出した恐怖の世界が待ち受けていた……。<br />