アイルランド断章
沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第5弾。
本書は「レダの末裔」に続き2作品目となる米須興文氏。
著者はイェイツをはじめとするアイルランド文学、英米文学の研究で「国際英語英文学教授協」の学会員に推挙され評価され、研究者として世界の舞台で活躍してきた。
1923年にノーベル文学賞を受賞したウィリアム・バトラー・イェイツは、アイルランドの詩人であり劇作家である。
神秘主義的思想をテーマにした作品を描き、アイルランド文芸復興を促した。
日本の『能』の影響を受けたことでも知られる。
「イェイツの言う「ロマンティック・エイレ」が「我した島うちなあ」に比肩できるとするならば、ジェイスの「麻痺の中枢」は?一見なんの脈絡もない沖縄とアイルランド―歴史・言語状況・文学についての彼我の可能性を、著者は絶えず自らの出自に引き寄せて検証していく。
沖縄を見直すために、を標榜するシリーズ「おきなわ文庫」の面目がここにある(1994年当時の作品紹介文より)」
更新中です。しばらくお待ちください。