おきなわ感懐録―ある日銀マンのメモワール―
沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第3弾。
2012年5月15日は沖縄県本土復帰40年の節目の年である。
沖縄をめぐるテーマにこだわり、多彩な執筆者を得て沖縄本としては最も大きな森を形成してきたおきなわ文庫シリーズ。
本書の著者は日本銀行第8代那覇支店長。
沖縄を愛するひとりのヤマトンチューとして主に地元紙への寄稿文をまとめた貴重な1冊である。
23年の時を経て新たに著者本人による電子版あとがきを加えた電子復刻版。
「日銀那覇支店長として二年半、沖縄で暮らした著者の活動は県民各界・各層の耳目を集めた。
ひとづきあいの良さ、しなやかな個性、明朗と知性を同居させるその人格など、実に県民に愛されたエコノミストであった。
求められてエッセイを書き、迎えられて演壇に立った。
こうした多彩な活動の一端を集めたものが本書である。
一読して、仕事、ひと、文化風土を愛する著者の息吹がさりげなく伝わってくる。
「沖縄」を見るたしかな視点がまた一つ加わったのである。
(1989年初版発行時の作品紹介文より)」
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