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わたしの沖縄経験―国境のある島にて―

沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第10弾。
「本書は、ホテル経営に従事するかたわら、あくことのない好奇心、書物を愛する心をリュックに詰めて、ひとびとの出会いを求め行動する著者のフィールド・ノートである。
このノートに書きこまれた沖縄の描写は、ともすれば我々が見失いがちな「沖縄のさりげない世界」を照らし出してくれる。
しかも、目標を掲げるや、じっくりそれを達成する静かな情熱が著者の底にはあるようだ。
ヤマトから沖縄に来て、沖縄をマイペースで観察したところの表現が、本書には充実している。
-1987年作品紹介文-」著者は沖縄都ホテル3代目社長の桑原守也氏。
本格的なホテルを沖縄で創業するための主要スタッフとして近畿鉄道から沖縄へやってきた。
社長就任の1976年から1988年までの12年間に及ぶ沖縄での「経験」を詰め込んだ一冊が電子書籍として復刻。
本書は「沖縄との出会い」「ホテル経営者として」「沖縄雑感」「本をめぐる楽しみ」「離島めぐり」「ペリー提督の料理の再現」「台湾をめぐる話題」という7つの経験から構成されている。
中でも『ペリー提督の料理の再現』では1853年ペリー艦隊が琉球に来航した時、旗艦サスケハナ号において琉球側高官を招き振舞われた豪華な料理を見事に再現していく過程が描写されていて興味深い。
この時再現された料理は1987年にアメリカ海軍長官が沖縄を訪問した際、沖縄都ホテルでのパーティーで提供された。
海軍長官はペリー提督が琉球から贈与された梵鐘を戦争により多くの文化財を失った沖縄に寄贈するために訪れており、このペリー料理は沖縄側の感謝の気持を表すために役立ったという。
付録として「ペリー提督料理のメニュー」と「ペルリ来朝歓迎宴料理献立」を巻末に掲載。




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