沖縄の豚と山羊―生活の中から―
沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第11弾。
「東南アジアの国を旅していると、その土地で飼われているいろんな山羊に出会うことがある。
インドネシアのバリ島やマレーシアのマレー半島では、褐色で大形の実にうまそうな山羊に出くわして驚いたことがある。
本書はあくなき探求心と徹底したフィールドワークの成果である。
本土の魚肉食文化に対比される沖縄の獣肉食文化は、歴史的に琉球弧の島々から東南アジア・中国への広がりの中で形成されてきた。
筆者の冷静で優しさに満ちた眼は、琉球弧の生活と食文化、とりわけ豚と山羊の食肉文化を余すところなく伝えてくれる。
食文化について他に類を見ない好著。
-1989年作品紹介-」沖縄は長寿の県でありその要因の一つに食生活がある。
特に食肉文化、豚と山羊を中心とする歴史的な文化がある。
本書では著者の経験に基づいて、豚と山羊の飼育法から屠殺・解体処理の方法、料理法に至るまで詳しく解説し、沖縄の島々の豊かな食肉文化の深層に迫り、各地で伝えられてきた食肉文化の多様性・共通性を明らかにしている。
新たに電子版あとがきを追記した電子復刻版!
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