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沖縄の民間信仰―中国からみた―

沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第9弾。
「著者は道教研究の第一人者であり、二十数年にわたる‘沖縄における中国文化の受容・変容’を研究し続けている。
沖縄の民俗文化は、大和文化だけに求められるものではなく複合文化だといわれる。
とくに、中国文化からの影響は多大である。
たとえば、清民祭、爬龍舟、石敢当、ヒンブンなどが代表的なものである。
この他に沖縄で受容された中国の神々としては、本書で紹介されている墓のヒジャイヌカミ(后土神)、土帝君、関聖帝君などが挙げられる。
日頃、私達が何気なく祈りの対象としている神々やその祭祀用具には、意外に中国から招来されたものが多い。
本書には中国での神々の祀りや供え物などが詳細に紹介されており、中国的な習俗を知る格好の書である。
―1989年の紹介文より」著者は東京大学名誉教授で宗教民俗学者である窪徳忠氏。
道教の研究を中心に、庚申信仰、「石敢當」等の沖縄の民俗など幅広く研究してきた。
沖縄国際大学南島文化研究所では、琉球・中国の関係などを研究する沖縄在住の研究者に対し、窪の名前を冠した「窪徳忠琉中関係奨励賞」を1997年より設けている。
2010年心不全のため死去(97歳)。
20数年の時をへて、あらたに窪明子氏による電子版あとがきを追記した電子復刻版。




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