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宮古風土記

沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第7弾。
宮古諸島は、北東から南西へ弓状に連なる沖縄県のほぼ中央にあって、沖縄本島から南西へおよそ300kmに位置し、宮古島を中心に池間、大神、来間、伊良部、下地、多良間、水納の八島からなり、沖縄県内では沖縄本島、西表島、石垣島に次いで4番目に広い島である。
現在ではトライアスロンの開催地として、またプロ野球選手のキャンプ場として有名な宮古島だが、その歴史を知る人はどれくらいいるだろうか。
本書は著者が市史編纂や文化財保護等を担当するなかで、読み、聞き、見、歩くことをとおして識り得たことを、一人でも多くの人に識ってもらいたい、そういう思いをこめて執筆したものである。
宮古の風土と文化をはじめとする11編に電子版あとがきを加えた復刻版。
著者は宮古島出身で宮古島市史編纂委員会委員長をはじめ数多くの場で活躍する仲宗根將二氏。
「本書が出版されてから二十余年、宮古圏域も大きく変わっている。
道路、港湾、架橋、圃場、地下ダムなど、本土復帰後に始まった大型公共工事は、自然景観を大きく変えつつ今もつづいている。
海・空路や通信網の発達で、ヒトも、モノも、あらゆる情報も大都市に遜色なく入ってくる。
今さら復刻することにどれほどの意味があるのか、ためらいがないわけではないが、それもこれも否定しようもない歴史なのであろう。
そこを基点に改めて考えるのも必要なことなのであろうと思いなおしている。
そこで前記「初出誌」紹介に、一定ていどの補訂を〈付記〉して、読者の便をはかることにした。
いくらかでも宮古圏域への誘いにもなれば幸いである。
―2012年著者あとがきよりー」「本書は、著者が十余年にわたる市史編さん・文化財保護に携わる過程で識り得た、宮古の風土・歴史・文化について、地域の人びとに還元する立場から書かれたものである。
一貫して沖縄史に占める宮古の独自性解明に視点を据えており、平易な文体とともに読者の注目するところとなろう。
徹底したフイルド・ワークの成果であり、宮古に関心をよせる全ての人びとにとってかっこうの‘宮古入門書’といってよい。
(1988年当時の作品紹介文より)。




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