首里城物語
沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ。
「本書は文献に見えない伝承の世界から首里城を観察し、かつて城内に生きた人間たちの息吹を伝えている。
とりわけ、これまであまり知られていなかった首里城の「表」と「裏」の世界について、それぞれの特色を興味深く描き出している。
またかつての城内の生活習慣を継承していた中城御殿(世子殿)において、著者自らが実験した資料を提示するなど、本書ならではの特色がみられる。
また、昔日の首里城の景観についても詳細を述ベている。
首里城に関する歴史、慣習、祭祀、儀礼等に関心のある人びとに一読をすすめたい書である。
1989年作品紹介」著者は真栄平房敬氏、御歳92歳。
首里に生まれ戦前は城内の国民学校で教師をしてこられ、首里城復元の活動に尽力された。
現在病床の身にもかかわらずご子息のご協力を得て復刊へとたどり着いた作品。
ありし日の首里城の記憶を若い世代に伝え、平和への願いを込めた原稿を「遺言」として新たに追記。
多くの方に読んでもらいたい内容となっている。
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