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戦後沖縄の通貨

沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第4弾。
著者は琉球銀行取締役調査部長、総合企画部長、常任監査役を歴任後99年から8年間、沖縄県副知事を務めた牧野浩隆氏。
本書は著者が琉球銀行時代に通貨問題に関する著書が欠如していることをかんがみて『戦後沖縄経済史』をもとにまとめられた貴重な資料であり記録である。
沖縄本島は沖縄戦後米国統治下にあり、通貨の流通はなく取引は物々交換であった。
その後米国B円を公式通貨とするも二転三転し6回もの通貨交換が行われてきた。
本書は通貨政策についての事実関係を解明し一連の通貨政策が沖縄の経済展開にいかなる影響を及ぼすことになったのかを明らかにしてくれる。
「米国統治下において実に六回もの通貨交換がなされているが、本書はその変遷を描いた壮大なドラマである。
通貨制度の影に潜む論理は、戦後経済復興の初期条件となり脆弱な経済構造を形成する枠組みとなったが、その真相は必ずしも解明されていない。
著者は厖大な米国の沖縄統治極秘文書を渉猟し、変遷きわまりない通貨政策がいかなる国際情勢下でどのような統治効果をねらって決定されたかを見事に解明している。
著者の深い洞察力は上質の推理小説のように読む者に知的衝撃をあたえずにはおかない。
(1987年初版発行時の作品紹介文より)」




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