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戦後動員とジャーナリズム-軍神の誕生-

沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第15弾沖縄県与那国村(当時)に生まれ育った大舛松市(おおますまついち)という人物がいた。
彼は那覇で勉強した後念願の陸軍士官学校に入学。
その後陸軍歩兵部隊に入隊し最前線を渡り歩きソロモン諸島のガダルカナル島においてわずか25歳で戦死する。
各紙は大舛中尉を軍神として崇め武勲(感状上聞)を一面トップで掲載した。
「軍神大枡」の誕生である。
本書はそのことが沖縄において如何なる意味を持ったのか、大枡家のインタビューやマスコミに焦点をあて論述していく。
著者は元琉球大学教授で現在は沖縄戦関係の翻訳業に従事する保坂廣志氏。
「当時の軍部や教育、ジャーナリスト界は、日本を代表する知的集団そのものであった。
これら集団が戦時体制下で成し得た役割は、社会的弱者を戦場に駆り立て、美辞麗句の中で死を強要する疎ましい号令者でしかなかった。
生活に追われつつも、家族の笑顔の中で一日が終わらんとする最小限の願いすら、狂気の時代であっては叶えることのできない夢のまた夢であった。
1991年当時の紹介文より」電子復刻版。




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