COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

南島の民俗文化―生活・祭り・技術の風景―

沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第8弾。
本書は著者が数十年にわたり沖縄、奄美を中心に行ってきた民俗調査を、個々に発表してきた6編が収められている。
それぞれに独立した内容となっていて、どこから読んでも楽しめる1冊。
第1編「古い沖縄」では民話風な話を、第2編「聖地とまつり」では海辺の御嶽の一側面と古い年中行事の考え方を、第3編「先祖のまつり」では、ユタを介して行う死者儀礼と一離島の先祖供養を、第4編「食文化とソテツ」では、進んだ食文化技術を伝承と古文書をむすんで、第5編「島々の民俗」では、どこか似ていてどこか異なる奄美と沖縄の海辺の村の紹介、第6編「民俗技術伝承」では造瓦技術を紹介。
初版から25年の時を経て、電子版あとがきを追記した電子復刻版。
著者は名桜大名誉教授で久米島博物館名誉館長の上江洲均氏。
「生活者の中に身をおいて民俗を見る。
民俗の多彩な広がりを開かれた視点で捉える。
そして、さまざまな島、様々な土地を訪ねて人々の生きた集積を考える―民俗研究のよろこびを読者に無理なく伝えてくれる本書を手にした時、改めて沖縄・奄美の生活文化の奥ふかさを思う。
都市化のなかで、急激に変貌御する沖縄・奄美の伝統社会。
失われつつあるものの飾り気のない姿を本書の随所に見出す。
地域に対する限りない愛情と、こまやかな観察眼に裏打ちされたフィールドノートである。
(1987年当時のあとがきより)。




ユーザレビュー
  • 0
  • 0
  • 0



ライトノベル・小説
©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.