八重山戦後史
沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第12弾。
「マラリア猖獗、食糧難、行政機能の停止と荒廃する戦後社会の中で、民衆決起によって誕生した’人民政府’。
米軍政官を「お前はアメリカのサーバント(小使い)ではないか!」と面罵した支庁長。
誕生する政党と百花繚乱の八重山文化。
米軍の弾圧によって潰滅した幻のメーデー。
’水と油’を受け入れた社大党。
党派によって、全てが分断された’政争の島’八重山。
本書は敗戦から群島政府の解消までの八重山戦後史を解明し、米軍統治下における沖縄戦後史の多様性を浮き彫りにする。
-1985年紹介文-」本書は米軍によって、琉球列島が分轄統治されていた1945年から52年までの八重山の戦後史を明らかにし、米軍支配下における沖縄戦後史の一側面を浮きぼりにしようと試みたものである。
著者は八重山の歴史や文化について独創的な発想と緻密な調査・研究を重ね、明らかにしてきた大田静男氏。
新たに電子版あとがきを追記した電子復刻版!
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