牧場カフェの店名も無事に決まり、今度は店のメニューに頭を悩ませるラナ。<br />そんなアホ可愛いラナを眺めている夕暮れ時、突然、コンコンと玄関の扉が叩かれる。<br />そこにはカタカタと身を震わせた男、『青竜アルセジオス』の伯爵家子息ダージスの姿があった。<br />絶対に笑い事では済まされない状況を感じ取った俺は……。<br />これは、数多のトラブルに巻き込まれた、ちょっと不運で最高に幸福な俺の話。<br />