雪の天使をつかまえて
恋に落ち、愛し合い、そして別れた。
十代の破れた夢が、今ふたたび……。
夫を亡くし、2歳の息子を女手一つで育てるジョージアは、クリスマスを前に車で実家に帰る途中、吹雪で立ち往生していた。
渋滞を避けて入った脇道で、目の前に古い屋敷がかすんで見える。
あれは、十代のころ恋人のセバスチャンとよく忍び込んだ空き家。
生涯を誓い合ったのに、彼は二十歳を過ぎると人が変わったように我が事ばかりに夢中になり、彼女は寂しさから別れを告げたのだった。
9年後の今、富豪となった彼は屋敷を買い取り、住み始めたと聞いている。
ずっと疎遠にしていたけれど、このままでは息子が凍死してしまう!ジョージアはすがる思いで車の外に飛び出し、助けを求めた――思い出の屋敷から向けられるであろう、冷たい視線に怯えながら。
■C・アンダーソン史上、特に出色の出来と編集者が太鼓判を押す自信作です! 長らく別々の道を歩んできた二人。
二十歳のセバスチャンの身に起きた知られざる真実、そして彼が命を燃やすように立身を目指した理由とは……? 感動必至のラブストーリーをどうぞ。
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