フィアンセは記憶喪失
カリーナが事故に遭い、記憶を失ってから1年が経った。
実業家であるフォードの豪奢な屋敷で暮らしているが、彼がフィアンセだということは、いまだに思い出せない。
こんなにもハンサムで、優しくて、お金持ちな人が婚約者だなんて。
事故以前のように愛し合いたいと情熱をあらわにするフォードには強く惹かれているが、いつも記憶のない罪悪感のほうが勝ってしまう。
そんなある日、カリーナに瓜二つの女性が現れ、激しく非難される。
「私がフォードの婚約者。
あなたは偽者のなりすましよ」このとき初めてカリーナは悟り、そして打ちのめされた。
フォードを愛している。
けれど彼が愛したのは、私ではなかった……。
■記憶が戻らないままヒーローへの愛を育み始めていたヒロインの前に、突然現れた‘本物’の婚約者。
意外なエンディングまでいっきに読ませる記憶喪失ロマンスをお楽しみください。
更新中です。しばらくお待ちください。