愛の予感に震えて
セーラは姉夫婦が施してくれた援助に報いようと、学生時代は勉強に明け暮れ、就職後も資格を取るため息つく暇もなかった。
それゆえ、25歳になった今もバージンだ。
ある日、舞踏会に出るために買い物をしていたとき、偶然見かけたサファイアのような瞳の青年の姿が目に焼きつく。
会場で再び彼と会い、セーラはそれを運命と思わずにいられなかった。
ジョスと名乗る彼の甘い言葉に誘われるまま一夜をともにするが、こんなにも性急な愛の予感に戸惑い、何も告げずにその場を去った。
ところが、後日、職場で新しい上司として紹介されたのはなんと、青く鋭い瞳でセーラを見据える、ジョスだった!■社長室で思いがけない再会を果たした二人。
驚きのあまり青ざめたセーラとは対照的に、ジョスは不敵にも、彼女とはもう顔見知りだと公言してみせ……。
美しい筆致で綴られる、ペニー・ジョーダンの耽美ロマンスをご堪能ください。
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