週末だけの誘惑
地味でまじめな個人秘書は、今宵、シンデレラになる――十代で孤児となったレイチェルは、懸命な看病の甲斐もなく養母を亡くしたあと、裕福でハンサムなコンサルタント、ジャスティンの秘書になった。
ある日、彼と訪れた出張先で、元恋人とでくわす。
だが、彼女を見てもまるで気づかないのだ。
無理もないわね。
やつれてメイクもせず黒いスーツ姿の私では。
すると、事情を知ったジャスティンが言った。
「エステに行って、髪もメイクもすべて変えてみたらどうだ?」数時間後、バーのダンスフロアで待つボスの前に立った彼女は、ゴージャスな彼に見つめられた――とびきり熱いまなざしで。
「今、きみと踊るのは賢明ではないな」■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする‘伝説の名作選’。
セクシーなボスに夢の世界へといざなわれる地味秘書の華麗なる変身物語をお楽しみください。
オフィスを舞台に、ミランダ・リーが美しく官能的な作風で綴る、王道シンデレラ・ロマンスです。
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