明けない夜を逃れて
余命宣告を生きのびた女と、過去に囚われた私立探偵。
喪失を抱えた二人が出会ったとき、運命の歯車は回りだす……。
5歳のときに謎の組織に拉致され、世間を知らないまま生きてきたジェイドは、がんの余命宣告を受けたことで組織を追放されてしまう。
行き場をなくした彼女を拾ったのは、元陸軍の私立探偵チャーリーだった。
以来、よき相棒として事件をともに解決してきたが、彼が隠し持つ孤独を知ったジェイドは、初めて抱いた感情に動揺する。
だが、ジェイドを切り捨てたはずの組織が彼女の背後に迫り……。
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