愛は悲しみを越えて
私は不幸せなんかじゃない。
ただ、恋人と子供がいないだけ。
ジェイク! なぜあなたがここに? ロージーは凍りついた。
16歳の少女だった彼女はジェイクに仄かな憧れを抱いていた。
けれど……友人に誘われて行ったパーティーで、彼のいとこに騙されて強いお酒を飲まされ、朦朧としたところを強引に……。
悪夢のような時が過ぎ、ショックのあまり震えていたそのとき、あろうことかジェイクが現れ、咎めるように彼女を見つめた――。
そして今、あのときと同じ軽蔑の目を向けてくる彼。
ロージーは胸が張り裂けそうだった。
彼に誤解されたあの日から、孤独を噛みしめて生きてきたから。
■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする‘伝説の名作選’。
大好評のペニー・ジョーダンの作品をお届けします。
互いへの想いを告げる前に、運命の悪戯によって引き裂かれた二人。
過去の悲劇を乗り越えて結ばれる恋人たちの、奇跡の15年愛の物語です。
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