家政婦が夢見た九カ月
不器用な家政婦の一途な片想い。
でも空気と同じで、彼は気づかない。
アビーは有名な大富豪ジェイクの邸宅で、家政婦をしている。
学歴もなんの資格もない私に、彼は仕事をくれた。
雇い主がぶっきらぼうでも、アビーは熱心に働いて感謝を示した。
ある日、ジェイクに一緒に外出しようと誘われてから、二人の距離はみるみる近くなり、アビーは彼に身を任せてしまう。
ただし、ジェイクは「僕に恋はするな」と何度も警告した。
そのたび、アビーはほろ苦い気持ちで「大丈夫」と繰り返した。
だがピルをのみ忘れたと気づいたとき、彼女はパニックに陥った。
彼の子供は欲しい。
問題は私の体では赤ん坊が育たないこと……。
■両親と夫を亡くしたヒロインは、家族が欲しいと思いながらもあきらめていました。
妊娠したと思ったときも、ヒーローの子供は産みたいけれど、3度も経験した流産の悲しみと苦しみをまた知るのは怖くて……。
ヒロインの切ない想いが胸を締めつける一冊です!
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