すれ違い、めぐりあい
アニーはかつてのボスであるブラントに連れられ、彼の屋敷を訪ねた。
女手ひとつで育ててきた2歳になる愛息のショーンが、実の子ではないと告げられたのは、つい先日のこと。
アニーが出産した日、病院の手違いで赤ん坊が入れ替わったのだという。
一人はアニーが、もう一人はブラントの亡き妻が産んだ子供……。
ブラントはアニーにとって、手の届かない遠い世界の大富豪だった。
その彼とこんな形で再会するなんて、なんという皮肉なの?育児室に通され、そこにいた幼子を見て、アニーは思わず抱き寄せた。
間違いない、この子は私が産んだ子――ブラントはまだ知らないけれど、結婚前の彼とたった一度だけ過ごした、あの夜に授かった子だわ。
■〈小さな命に祝福を〉と題してお贈りしているベビーロマンス特集。
3年前、ブラントとの一夜のあと、辞表を出して旅に出たアニー。
妊娠に気づいたときには、時すでに遅く、彼は別の女性と結婚していたのでした。
衝撃の再会から始まる、シークレットベビー物語!*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。
ご購入の際は十分ご注意ください。
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