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氷の富豪と消えた夜花

なぜこれほど親切にしてくれるの?大富豪の彼とは身分違いのわたしに……。
ジニーはシカゴの高級レストランのバーで働いている。
この3年近く、毎晩カクテルを飲みに来るロバートは得意客だ。
小児専門の外科医で、大富豪ワイアット家の御曹司にもかかわらず、彼はいつもひとりで来店し、冷ややかにお酒を飲んでいるだけ。
裕福でハンサムな独身男性として名高いのに、どうして?そんなある日、唯一の家族である姉が出産後に亡くなり、ジニーは生まれたばかりの姪を引き取って途方に暮れていた。
すると、ロバートがジニーの住まいに突然現れ、決然と言い放った。
「ナニーでもメイドでも手配するから、早く仕事に戻ってくれ!」わたしを助けに来てくれたの? 気づけば抑えてきた恋心が燃え……。
■ジニーはロバートの厚意を断ろうとしますが、聞く耳を持たぬ彼にいきなりキスされ茫然とします。
胸に秘めた想いをついに伝えようとした矢先、なぜか彼は一線を引いて……。
栄光のRITA賞受賞作家、サラ・M・アンダーソンの珠玉のロマンスをお届けします。




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