完璧な公爵のあやまち
愛なき公爵に恋した花嫁。
英国一、愚かな娘。
交際も求愛もなしに公爵との結婚が決まったアビーは、彼の愛人の噂を気に病むあまり式に出ることができなかった。
公爵を祭壇に置き去りにした娘として英国中に非難され、結婚は破談になり、人目を避けて暮らすこと3カ月。
アビーは馬車で移動中に嵐に遭い、近くの屋敷に助けを求めた。
だがその屋敷はハウスパーティの最中で、公爵とその愛人、そして口さがない社交界の面々が滞在していた。
私をあれほど傷つけた人たちと、再び会わなければならないなんて……。
青ざめながら晩餐に下りていくと、公爵の愛人が艶然とほほえんだ。
「あなたがアビーね? 彼が言ったとおり、美しいわ」■アビーを人目につかない部屋に呼び入れ、「彼女はただの幼なじみだ」と説明する公爵。
その言葉を信じられないまま、アビーは彼の強烈な魅力にとらわれていきますが……。
愛を夢見た乙女の揺れる想いを繊細に描く、せつなくも美しいリージェンシー・ロマンス。
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