路地裏の伯爵令嬢
15歳―恋をした。
17歳―すべてを捧げた。
25歳の私は、もうあなたの知っている私じゃない。
ロレイン・ヒースが紡ぐヴィクトリアン絵巻 レディ・ラヴィニアは3カ月前、自らの結婚式から逃げだし、すべてを捨てた。
今は名を変え、修道院でつぎだらけの服をまとい、貧民街の子どもたちを救う活動に身を捧げている。
危険と隣り合わせの日々の中、その夜も彼女は言いがかりをつけられ囲まれていた。
そこへ突然、聞き覚えのある声が響く。
危険で甘い、忘れもしないあの声。
現れたのは、ラヴィニアの人生を狂わせた初恋相手フィンで……。
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