幼すぎた結婚
天使になった子の写真を胸に、あれからもう13年が過ぎた。
レイチェルは18歳でドミニクと恋に落ち、結婚した。
その若すぎる結婚は、妊娠が理由だったため、ドミニクが大学進学を延期して働き、ふたりで出産に備えた。
ところが、赤ん坊を亡くす不幸に見舞われ、その日を境に、ふたりは未来も、希望も……愛さえもわからなくなってしまった。
離婚後、レイチェルは看護師として自立し、今ようやく心の痛手を乗り越えて、再出発できそうだった。
なのに、移り住んだロンドンで、しかも新たな勤め先の病院で、医師になったドミニクと再会するとは!とたんに、亡き息子と3人で撮った最後の写真の記憶が甦り……。
■HQロマンスでも大活躍のスター作家キャロル・マリネッリが贈る、感涙必至の珠玉作! ドミニクとの再会を機に、失った小さな命の大きさを痛感し、今ふたたび胸を締めつけられるレイチェル。
かつては幼すぎて、なすすべなく手放してしまった愛の再生物語です。
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