イタリアの花嫁
アレグラは両親を突然失い、母のいとこリントン卿の元に身を寄せた。
幼いころから憧れていたまたいとこのロブと再会し、レディらしくなった私を見てもらいたい。
そしてその先は……。
だが、イタリア人を父に持つ彼女を、リントン卿の新妻は忌み嫌う。
亡き両親の遺産を使って、まずは自活できる手段を見つけよう。
軍務に就くロブの帰りを待ちながら、アレグラは考えた。
タヴァナー卿はがらんとした広大な屋敷の中でため息をついた。
両親亡きあと、広い領地と屋敷は荒れ放題の状態だ。
かつては美しかったこの土地を、以前の姿に戻すためには、多大な持参金つきの花嫁を迎えるのがいいかもしれない。
■孤独を感じていたアレグラと、裕福な花嫁を探していたタヴァナー卿。
あるパーティで、偶然出会った二人の恋の行く末は? 大人気のジュリア・ジャスティスがイタリアを舞台に描く長編です。
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