情熱の目覚め
幼少期に父を亡くした玩具デザイナーのセイラは、男性への接し方がわからないまま二十六歳になった。
そんな彼女を見かねて、同僚が恋のマニュアルを作る。
ステップ一――’さりげなく物を落とし、会話の糸口をつかむ’セイラは食堂に向かい、標的の前にフォークを落とそうとするが、緊張のあまり別の男性の上に皿ごとひっくり返してしまう。
不運にも、相手はセイラが社内で最も恐れるマットだった!いつも不機嫌な顔で、眼光が鋭く、会話すらしたことがない。
身をすくませ叱責を待ち受けていると、思わぬ言葉が聞こえた。
「きみは大丈夫かい?」そしてマットは優しく彼女の手を取った。
★本年度RITA賞ロマンティック・サスペンス部門で最終に勝ち進んだジョー・リーの痛快ラブロマンスをお贈りします。
恋に奮闘する奥手なヒロインに声援を送りたくなる一作です。
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