バロン家の受難
17の夏、シーリアは名家の御曹子リースと情熱的な時を過ごした。
ところが、全身全霊を捧げたつもりでいた彼女のもとからリースが忽然と姿を消した。
どうやら別の女性を妊娠させて責任を取るよう迫られたが拒否し、家族とも縁を切って行方知れずになったらしい。
シーリアの初恋は無残に砕け散った。
時が過ぎ、港の管理をする彼女の前に豪華なクルーザーが現れる。
もの珍しさに近づくと、中から長身の男性が降りてきた。
それは忘れもしない不実な御曹子、リース・バロンだった!
更新中です。しばらくお待ちください。