愛に惑うシーク
クアルームの王妃となった姉を訪ね、ロザリーは美しい小島で日ごろの疲れを癒していた。
三年ぶりに絵筆をとって夜明けの海辺を描いていると、白馬に乗ったすてきな男性が現れ、波打ち際で水と戯れるのが見えた。
男性が島のシークとも知らずに、ロザリーは夢中で描き始める。
やがて馬が岸のほうに戻ってきたかと思うと、すぐ近くに止まった。
請われて描きかけの絵を見せたロザリーに、馬上の男性は言った。
「ぼくの絵を完成させたいなら、きみにぼくの朝を四日あげよう」喜んだのもつかの間、続く彼の言葉にロザリーは息をのんだ。
「きみの午後をぼくにくれるなら」★先月「シークの略奪愛」で日本語版デビューを飾ったアニー・ウエストが一途な愛の物語を描き上げました。
前作のヒロインの仲良しの妹が登場。
お相手はエキゾチックなシークです。
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